競って拾った509キロ 三浦海岸で「クリーンピック」

 制限時間内にどれだけごみを拾えるか競い合う「第2回クリーンピック三浦半島大会」が23日、三浦市南下浦町上宮田の三浦海岸で開かれた。県内外から28チーム計140人が参加し、楽しみながら清掃活動に汗を流した。

 NPO法人「クリーンピックプロジェクト」の主催。クリーンピックは、沖縄県でサンゴの養殖業を経営する金城浩二さん(47)が考案したスポーツで、「悲しいことは楽しいことへ」をモットーに、誰でも気軽に参加できるようあえて賞金を設けている。

 この日は、参加チームが決められたエリア内を「ごみ」にちなんで53分の間、ビニール袋片手に清掃。優勝賞金20万円の獲得を目指して必死に空き缶やタバコの吸い殻などを拾い、計約509キロのごみを集めた。

 大会まで足を運んだ金城さんは、「今日、この海はきっと関東で一番きれいになった。これからも楽しい参画を広めてほしい」と笑顔。東京都狛江市から参加した酒井進さん(31)は、「全力でごみ袋をパンパンにした。いいことをした気がして気分がいいですね」と話していた。

© 株式会社神奈川新聞社