<レスリング>【アジアMA大会・特集】メダリストの声…第2日

(9月25日、トルクメニスタン・アシガバット、取材=保高幸子)


カザフスタンのオリンピック代表選手を破って優勝した矢後祐華(警視庁)

 ■女子53kg級優勝・矢後佑華(警視庁)「全体的に自分のレスリングができたと思います。タックルに入ってからグラウンドにつなげられたので、1ピリオドで決めることができたのでよかったです。焦ることなく冷静に試合を進められました。フォールチャンスで取り切ることができなかったのは反省点です。次は天皇杯(全日本選手権)ですが、いつも準決勝の壁があって、決勝に進めたことがないので、今年は決勝に行きたいです」

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 ■58kg級3位・花井瑛絵(愛知・至学館高)「初戦のアジア・チャンピオンのチニベコワ(キルギス)戦では勝てていたのに、最後守ってしまって逆転されました。以前、クリッパン(スウェーデン)で闘った時も同じように負けている。最後まで攻めないと勝ち切ることができないと思いました。メダルは必ず持って帰ろうと気持ちを切り替えて3位決定戦に臨みました。天皇杯(全日本選手権)からは57kg級でやっていきます。オリンピック階級なので簡単ではありませんが、優勝しないと国際大会に出られないので、優勝して次につなげたいです」

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 ■63kg級3位・伊藤友莉香(自衛隊)「中国戦が勝負だと最初から思っていた。ひざのけがのあと、自分の攻めるレスリングができなくなっていて、世界選手権の代表選考試合でも全然攻めることができなかった。また攻めるレスリングを取り戻したくてタックルを練習していましたが、今日も崩しや入ってからの処理が甘く、一本も取れなかった。何もできなくて終わったわけではなく、やったけど取れなかった、という結果なので、次につながる課題は見えた。(12月の)ワールドカップに出させてもらえるので、タックルからポイントにつなげられるよう、徹底的に練習したい」

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 ■75kg級3位・馬場菜津美(自衛隊)「負けた中国の選手は、合宿のビデオ研究でも見ていたし、エントリーを見てからは自分なりに意識してビデオを見ていました。作戦というよりはローリングの対策や、組み手でどうさばくかなどを考えて練習していました。でも、結局何もできませんでした。国内もレベルが高い。天皇杯(全日本選手権)は初優勝できるように頑張りたいです」

 

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