〔熱中症〕9月18日から9月24日の7日間で407人搬送、前年同期に比べ倍増

総務省消防庁は26日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
9月18日から9月24日の7日間における全国の救急搬送者数は407人で、前週(337人)に比べて70人増加し、前年同期(180人)と比べて227人増加しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は0人で、前週(0人)と同数でした。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は9人で、前週(4人)に比べて5人増加しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が160人で、全体の39.3%を占めています。
発生場所別では、競技場や駐車場などの屋外が95人と最も多く、全体の23.3%を占めています。
また、都道府県別では、沖縄県が47人と全国で最も多く、次いで東京都が44人、埼玉県が42人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2017/9/18~9/24・速報値)
・救急搬送者数:407人
※前週比70人増、前年同期比227人増

<日別>
・9/18(月):169人
・9/19(火):59人
・9/20(水):31人
・9/21(木):40人
・9/22(金):15人
・9/23(土):29人
・9/24(日):64人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :0人
・重症 :9人
・中等症:93人
・軽症 :303人
・その他:2人

<年齢別>
・18歳未満:99人
・18~65歳:148人
・65歳以上:160人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):91人
・工事現場や工場などの仕事場:30人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):19人
・教育機関:42人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):36人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):95人
・道路:56人
・その他:38人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・沖縄県:47人
・東京都:44人
・埼玉県:42人
・神奈川県:25人
・鹿児島県:18人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

熱中症による救急搬送者数の推移(週別)

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