Qoly編集部を熱くさせた、サッカー史に残る珠玉の「マッチアップ」8選

サッカーはチームスポーツだ。

基本的には11人対11人によるチーム戦だが、それでも選手たちは局所局所でタフなマッチアップを強いられている。

そこで今回は、編集部のそれぞれに印象に残っているマッチアップを挙げてもらった。

サッカー史に残るマッチアップを見ていこう。

リオネル・メッシ vs マルセロ

チーム:バルセロナ 対 レアル・マドリー、アルゼンチン代表 対 ブラジル代表

【コメント】

「マッチアップ」で真っ先に思い浮かんだのはこの二人だ。

ほぼ10年に渡り対峙してきた両者。初期はマルセロがやられまくりでどうにもならない状況だったが、ジョゼ・モウリーニョがレアル・マドリーの監督に就任した頃から風向きが変わりはじめた。

守備のいろはを覚えたマルセロがある程度持ちこたえられるようになり、自慢の攻撃力で優位に立つことも少なくない。

今年4月のクラシコではマルセロの肘打ちでメッシが流血する“事件”も発生しており、この対決からは引き続き目が離せそうにない。

選出者:編集部O

アドリアーノ&マーティンス vs マルディーニ&ネスタ

チーム:インテル 対 ミラン

【コメント】

個々の対決ではないが、「最も見応えのあったマッチアップ」となれば、“インテルの怪物コンビ”対“世界最高のセンターバックコンビ”を挙げたい。

2000年代中盤、圧倒的なフィジカルを備えたインテルの2トップには、対戦チームの誰もが頭を悩ましていた。

しかし、その中で、ミランの二人だけは違った。その技術と老獪さで常に対等以上に渡り合ったのである。

このバトルの様は、フィジカル全盛の現代サッカーにおける「教本の一つ」としても使えるはずだ。

選出者:編集部T

サミュエル・エトー vs 長友 佑都

チーム:カメルーン代表 対 日本代表(2010年ワールドカップ)

【コメント】

インテルでCL制覇を成し遂げた“アフリカの英雄”エトーを、極東の小さな日本人が“スッポンマーク”で完璧に封じ込めた2010年ワールドカップの初戦。

日本代表はこの勝利を皮切りにベスト16を達成し、その後「本田黄金時代」を迎えることになるが、長友自身も大会後にチェゼーナへ移籍し、半年後にインテルでエトーと再会することになる。

そう考えると、日本サッカー界にとって「歴史的なマッチアップ」であったと言えるのかもしれない。

選出者:編集部H

パトリック・ヴィエラ vs ロイ・キーン

チーム:アーセナル 対 マンチェスター・ユナイテッド

【コメント】

これぞプレミアという激しいバトルを見せてくれた2人。時にヒートアップし過ぎることもあったが、バチバチの決闘はしびれるものだった。

今ではキーンは「パブでの飲み友達になるとは思わないが、彼は私をよりいい選手にしてくれた。(ライバルだった)アーセナルのリーダーだったパトリックは巨大な存在だったね。対戦したなかで最も手強い選手のひとりだったよ」とヴィエラについて讃えている。

選出者:編集部I

ヴィニー・ジョーンズ vs ポール・ガスコイン

チーム:ウィンブルドン 対 ニューカッスル・ユナイテッド

【コメント】

現在は俳優として活躍するヴィニー・ジョーンズだが、サッカー選手であったことを思い出す印象的なシーンがある。

それは、現役時代に起こしたガスコインの股間を掴んだシーンである。

ニューカッスル対ウィンブルドンでの名場面は何と最近になり銅像になるという謎展開に…。

選出者:編集部Q

リヴァウド 対 フェルナンド・イエロ

チーム:バルセロナ 対 レアル・マドリー

近年のクラシコはサッカー史に残る激戦が多いのは疑うまでもないが、見ていて強烈なライバルリーや熱さに欠けると感じなくもない。

もちろん熱ければオールオッケーというわけではないが、闘争本能剥き出しのリヴァウドとイエロがバチバチやり合う時代は最高だった。

当時はホームチームとアウェイチームが時間差でピッチに登場し、相手チームに大ブーイングを浴びせるサポーターの“声量”も楽しみの一つだったのだが…近年のクラシコではそういったシーンも見ることができなくなってしまった。

選出者:編集部S

カカ 対 クリスティアン・ポウルセン

チーム:ミラン 対 シャルケ

【コメント】

2005年当時、世界最高の選手に駆け上がろうとしていたカカ。

圧倒的なパフォーマンスで相手の脅威となっていたが、2005-06シーズンのCLシャルケ戦ではクリスティアン・ポウルセンの執拗なマークに手を焼くことになる。

ポウルセンのマンマークはそれはもう徹底的で、あのカカをもってしても自由にボールを運べなかったほど。あの温厚なカカがポウルセンのラフプレーに激怒するシーンは、未だ記憶に残っている。

そのプレースタイルもあってか、当時は正義のカカvs悪役のポウルセンといった具合に映っていたが、そこまでして相手のエースを封じ込めようとしたポウルセンもプロフェッショナルだ。

選出者:編集部S

リー・ボウヤー vs キーロン・ダイアー

チーム:ニューカッスル・ユナイテッド 対 ニューカッスル・ユナイテッド

【コメント】

熱かった!

いやー普通ないね。こんなアスリートでも喧嘩となるとだだっこパンチになるという発見がね。

槙野智章vsクォン・ハンジンも捨てがたいけど試合後だからね、こっちはさ。

選出者:編集部K

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