二輪車事故防止、国道で呼び掛け

 二輪車関係の交通事故を防ごうと、安全運転を啓発するキャンペーンが27日、三浦半島内の主要幹線道路で行われた。田浦署や浦賀署などの約60人が通勤途中のライダーらに事故防止を呼び掛けた。

 キャンペーンでは、半島内の国道16号と134号沿いの5カ所で、走行するオートバイ利用者らにチラシや、「ぶじカエル」と表示されたストラップを配布して注意喚起。三崎署は三浦市初声町下宮田の京急線三崎口駅付近で、署員らが「二輪車の事故が増えているので気を付けて下さい」などと声を掛けた。

 同署によると、半島内は山や坂が多く公共交通の便が悪いこともあり、通勤通学などで二輪車の利用が多い。自転車を除く二輪車が絡む事故の割合は、半島内7署で軒並み30%を超えており(25日時点)、県内平均(28%)より高い。横須賀署管内以外は前年より件数が増加しているという。

 三崎署交通課は「二輪車の事故は命に関わるので、交差点内での追い抜きや速度には注意してほしい」としている。

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