史上最高のサッカーゲーム、TOP23

『FourFourTwo』は28日、「史上最高のサッカーゲームTOP23」という記事を掲載した。

アタリがゲームを家庭用に送り出してから数十年。もはや人々の生活にはなくてはならないものになっている。

そして、もちろんサッカーファンにとっても、夢を叶える一つのプラットフォームとしてゲームはとても重要なものだ。

これまで発売されてきたゲームの中で、最も優れた23のタイトルとは何か?もちろん、これは国外からの見方である。

23位:LMAマネージャー(2002年、PS, PS2)

パブリッシャー:コードマスターズ

数多くのサッカーシミュレーションを送り出してきたコードマスターズが、初めてPS2向けにローンチした2002年版。

アラン・ハンセンによる試合分析や3Dのマッチエンジン、さらにメモリーカードに保存されたチームで対戦できるシステム。

まさに近年のごった盛り的シミュレーターの始祖とも言えるリアル志向ゲームだったと言えよう。

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22位:FIFAストリート(2012年、PS3)

パブリッシャー:EAスポーツ

EAスポーツの5人制インドアサッカーゲームは、やや底が浅くギミックに頼っているという批判があった。

しかしこのPS3でローンチされた2012年のバージョンは、サッカーにおけるファイナルサードの面白さを凝縮したものになった。

世界最高のフットサルゲーム?もちろん、そこから遠く離れてはいないだろう。

21位:マイクロプロス・サッカー(1988年、アミーガ, アタリST, コモドール64など)

パブリッシャー:マイクロプロス

ジョン・ヘイルとクリス・イェーツが作った最初のサッカーゲームとして知られる。

今なお愛されている伝説のサッカーゲーム、「センシブル・サッカー」の原型であり、コンセプトはすでにこの段階で完成されている。

出来るだけシンプルに組み上げられた操作体系、迅速かつスピーディで流動的な試合が行われる。

【次ページ】クォータービュー、新しかった…

20位:サッカー・ボス(1991年、アムストラッドCPC)

パブリッシャー:チャレンジ・ソフトウェア

パソコンでリリースされたユーロ・ボスは、サッカーマネージメントゲームの始祖的な存在であると言われる。

文字だけで全てが行われていく形は、まるで初期の携帯電話ゲームやブラウザゲームのようである。

ちなみに、新スタジアムへの投資を滞らせると2年目にあっさり解雇されてしまうという。ヴェンゲルはこのゲームをやったのだろうか?

19位:スーパーフォーメーションサッカー(1991年、SFC)

パブリッシャー:ヒューマン

スーパーファミコンが発売されて間もない時期にヒューマンが送り出した画期的なサッカーゲームとして今も愛されている。

クォータービューの視点で繰り広げられる試合は独特の感覚をプレーヤーにもたらしてくれる。

しかし今見るとベルギーのDF「オゲレツ」はヤバイ。元ネタはエリック・ゲレツである。

【次ページ】シミュレータの歴史は奥深い

18位:ワールド・チャンピオンシップ・サッカー2(1994年、メガドライブ)

パブリッシャー:セガ

第1作目から5年の時を経て、ワールド・チャンピオンシップ・サッカーの第2作としてメガドライブ用に発売されたサッカーゲームだ。

開発はあのセンシブル・サッカーを作ったセンシブル・ソフトウェアというのだから、傑作にならないわけはない。

当時としては珍しく32チームもの搭載数を備え、当時のサッカーゲームとして不可分ないシステムを持っていた。

17位:エムリン・ヒューズ・インターナショナル・サッカー(1988年、コモドール64、アミーガなど)

パブリッシャー:オーディオジェニック・ソフトウェア

80年代末、家庭用のコンピューターでは経営シミュレータがかなり浸透していた。

しかしその一方、フィールド上のプレーをいかにして再現するかという点に関してはまだ手がつけられていなかった。

エムリン・ヒューズ・インターナショナル・サッカーはその点で画期的なゲームだ。ジョイスティックでパス、ドリブル、シュートを操作できた。

また、選手の名前を変更できたり、シャツの色をカスタムできたりというシステムも導入されていた。

【次ページ】任天堂から!

16位:マリオストライカーズチャージド(2007年、Wii)

パブリッシャー:任天堂

くにおくんやバトルサッカー、イナズマイレブンなどと同じ系統のファイティング・サッカーゲームとして、任天堂が送り出したコミカルな作品。

電気ボルトで囲まれたピッチの中には様々な仕掛けがあり、アイテムや必殺技も。スピーディで派手な試合が繰り広げられた。

Wifiコネクションを使ってネット対戦も可能であり、Wiiならではの遊び方も可能だった。

15位:UEFA EURO 2008(2008年、PS3, XBOX360)

パブリッシャー:EAスポーツ

2008年に行われた欧州選手権に合わせてローンチされた、FIFAシリーズのスピンオフ作品だ。

個々の選手のセレブレーション、ピッチに影響を与える天候システムなどは、現在のFIFAシリーズでも受け継がれている。

【次ページ】100円をどれだけ投入したかな…

14位:トップ・イレブン(2010年、Android, iOS)

パブリッシャー:ノルデウス

「ソーシャルゲームの中でいいスポーツゲームを見つけることは、リヴァプールで守れるディフェンダーを探すようなものだ」

という話もあるが、このノルデウスのトップ・イレブンは例外であると言われている。

まるでチャンピオンシップ・マネージャーが最も楽しかった時期のようなレイアウト、早いレンダリング。2014年にはFacebookで月1500万人がプレーしたという。

13位:バーチャストライカー(1994年、アーケード)

パブリッシャー:セガ

本格的な3Dグラフィックを使用した史上初のサッカーゲームとして、多くのユーザーに愛された。

ロングパス、ショートパス、シュート、タックル。操作の選択肢としては限られていたとは言え、画期的な画面はプレーヤーの心を揺さぶった。

18の代表チームが搭載されている。サウジアラビアで勝ったことがあるプレーヤーは貴重だ。

【次ページ】PS、SSの初期はタイトルの数がすごかった

12位:マルチプレイヤーサッカーマネージャー(1991年、コモドール64など)

パブリッシャー:D&Hゲームス

まずプレーヤーは4部リーグの監督になり、トップ2で終わらなければならない30試合のシーズンを戦うこととなる。

イングランドのリーグを体験できるこのシミュレータには、なんと最大4人まで、アミーガやPCのバージョンでは8人のプレーヤーが参加できた。

怪我や奇妙な移籍なども再現されており、80年代後半から90年代にかけて多くリリースされたシミュレータのなかで異彩を放った。

11位:アクチュア・サッカー(1995年、PS, SS)

パブリッシャー:アクチュア・スポーツ

プレイステーションとセガサターンがゲーム業界を支配する時期、FIFAとウイニングイレブンに対抗しようとするゲームがいくつも生まれた。

その一つがアクチュア・サッカー。モーションキャプチャーで実際の選手の動きを取り入れるなど、画期的なシステムも備えた。

この時期ならではの3Dをふんだんに使った試合画面、実況音声の導入なども話題になった。

【次ページ】まさに原点!

10位:キック・オフ2(1990年、コモドール64, SFCなど)

パブリッシャー:イマジニア

イギリス人ゲームデザイナーのディーノ・ディーニによって作られたサッカーゲーム。

真上から見下ろす形の視点で行われ、さらにマイクロプロス・サッカーよりも視点を広げている。

名作センシブル・サッカーのインスパイア元とも言われており、キック・オフ2も同じく今でも毎年世界大会が開かれている。

9位:フットボール・マネージャー(1982年、ZX80, コモドール64など)

パブリッシャー:アディクティヴ・ゲームズ

ゲームクリエイターのケヴィン・トムスが小さな部屋で作り上げたというフットボールシミュレーターゲームの原点である。

クラブ経営を最低限のデータ量で再現し、さらに得点などの局面まで再現。サカつくなどのシステムはほぼこの時点で完成されている。

【次ページ】スマホサッカーゲームの最高峰?

8位:ニュースター・サッカー(2012年、Android, iOS)

パブリッシャー:ニュースター・ゲームス

スマートフォン向けに発表されたニュースター・サッカーは、センシブル・サッカーなどプレーシミュ、フットボール・マネージャーなど経営シミュ、育成シミュなどの要素を融合したものだ。

サッカーファンのモバイル所有者であれば、やはりコレはプレーしておいて損はないアプリである。

なお、このアプリは2012年にiOSでリリースされたが、12年に渡って様々なフォーマットで展開されてきた歴史を持っている。

7位:ロケット・リーグ(2015年、PS4, Xbox One, Steamなど)

パブリッシャー:サイオニクス

ラジコンカーを操縦し、ボールを動かしていくという新世代のサッカーゲーム。サッカー?

美麗な映像とスピード感、そしてアクロバティックな操作感覚。スポーツとドライブのハイブリッドといえよう。

【次ページ】ウイニングイレブンと双璧だった…

6位:実況ワールドサッカー2(1996年、SFC)

パブリッシャー:コナミ

実況ワールドサッカーシリーズとウイニングイレブンシリーズは混同されがちだが、前者はコナミの大阪開発部が制作したものだ。

スーパーファミコンの能力を最大限に生かした実況音声の導入、スピーディなサイドスクロール。

90年代なかばのサッカーゲームでは最も未来に生きていたシリーズだといえるだろう。

5位:フットボール・マネージャー2014(2013年、PC)

パブリッシャー:スポーツ・インタラクティブ

シミュレータというゲームは、インターフェイスがどうしても複雑になりがちであり、それが邪魔に感じることもある。

しかしながら、本物のマネージメントシミュレータでありながらも、2014年のフットボール・マネージャーはバランスが取れたエディションだった。

CPUが使う相手の監督も非常に優れたAIを持っており、試合中の指揮にも力が入った。

【次ページ】今はフリーでプレーできるぞ!

4位:FIFA ロード・トゥ・ワールドカップ98 ワールドカップへの道(1997年、PS, Nintendo64, SSなど)

パブリッシャー:EAスポーツ

FIFAの最新バージョンは常に我々を驚かせてくれるものがあるが、純粋な完成度という点ではそれだけで決まるものではない。

メガドライブを愛する人々も、この98年バージョンは非常に記憶に残っているはずだ。

オープニングで流れるなおこのバージョンはフリーで公開されており、無料でプレーすることができる。も非常に熱い。

3位:チャンピオンシップ・マネージャー シーズン01/02(2001年、PC)

パブリッシャー:EAスポーツ

チャンピオンシップ・マネージャーのバージョンを一つに絞るのは非常に難しいことだ。

しかし、その中で最も素晴らしいバージョンだといえるのは01/02シーズンのものだろう。テキストで彩られるドラマ、安い選手を探して国々を偵察、無敵の戦術を考察する。

なおこのバージョンはフリーで公開されており、無料でプレーすることができる。

【次ページ】やはり伝説のあのゲームが1位

2位:ウイニングイレブン6(2006年、PS, PS2, GameCube)

パブリッシャー:コナミ

数あるウイニングイレブンのシリーズの中で最も素晴らしいバランスを作り上げたのは、2006年にリリースされたバージョンだろう。

コナミの10年に渡るサッカーゲーム開発の重大な集大成であり、ベッカムやアンリのようなスターのフォームを再現したり、素早く自由な動きを可能にしたり、様々なシステムが導入された。

本物のサッカーに近づけることが、本当にゲームの楽しさに繋がるか?それは、ウイイレ6が教えてくれる。

1位:センシブル・ワールド・オブ・サッカー(1994年、アミーガ, XBOX, PC)

パブリッシャー:センシブル・ソフトウェア

伝説的サッカーゲームと言えるセンシブル・サッカー。神のように崇められるスピード感、自由度。軽やかな操作感覚。

このシンプルな映像のゲームは今でも多くのファンに愛されており、世界大会も毎年開かれている。

ゲームの進化は楽しさを高めているのかどうか?それはこのセンシブル・サッカーを遊んでみれば、答えは出るはずだ。

なお、今でも新しいデータが有志によって配布されており、XBOX Liveアーケードでも配信されている。ただ、そこでは残念ながらデータは偽名になっているが…。

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