体験教室やキャリア講座 28大学が集い催し 横浜

 横浜市内の28大学が自校の魅力を発信する「ヨコハマ大学まつり2017」が30日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区のクイーンズスクエア横浜周辺で開幕した。サークルのパフォーマンスや子ども体験教室、キャリア講座が催された。多くの親子連れや中高生らが訪れ、大学生らとの交流を楽しんだ。10月1日まで。

 横浜市の「大学・都市パートナーシップ協議会」参加大学が一堂に会するイベントで、今年で6回目。初日は18の教室・講座が用意された。

 関東学院大学の講座「一緒に歌おう踊ろう!楽しいお話し会」には、未就学児や小学生ら約40人が参加。子どもたちはアニメ映画「となりのトトロ」の歌に合わせ、教わった手話を披露。学生による2冊の絵本の読み聞かせでは時に絵を見て声を上げながら、話の最後まで耳を傾けていた。

 4歳の女児が参加した父親は「接する機会の少ない大学生や手話に触れさせることができ、長女も楽しんでいたようだ」と満足そう。大学3年の林亜紀さん(21)は「初めて読み聞かせする子どもたちだったが、反応も良くいい経験になった」と笑顔だった。

 ステージでは、各大学のサークルがエアロビックダンス、フラメンコ、ジャズのビッグバンド演奏などを披露し喝采を浴びていた。

 1日も展示やステージのほか、キャリア講座「看護師ってグローバル人材!」(湘南医療大)など18教室・講座を行う。

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