【シネマプレビュー】 ブルーム・オブ・イエスタディ

 ナチス将校の祖父を持ち、ホロコースト研究に生涯をささげるトト(ラース・アイディンガー)の下に、仏から研修生のザジ(アデル・エネル)が来る。ユダヤ人である彼女の祖母は、ナチスに処刑されていた。しかし、何かと歴史をちゃかすザジを、極端に厳格なトトはどうしても許せず…。

 クリス・クラウス監督が、昨年の東京国際映画祭で最高賞の東京グランプリなどを獲得した作品。加害者と被害者の抱えた心の傷と和解の可能性が、過激なユーモアを交えて描き出される。30日全国公開。2時間6分。

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