新日鉄住金が１０月、発足５周年を迎えた。「総合力世界ナンバーワンの鉄鋼メーカー」を目指してスタートしてから５年。国内製造拠点の整備を進めるとともに、グローバル拠点の競争力強化、グループ会社の統合・再編などを進めてきた。この５年間、必ずしも良好な事業環境が続いたわけではないが、発足時に掲げた４つの施策▽鉄鋼事業のグローバル展開▽技術先進性の発揮▽コスト競争力の強化▽製鉄以外の分野での事業基盤強化の実行を通じ、収益力を着実に高めてきた。新日鉄住金の誕生は、日本鉄鋼業にとっても重要な一里塚となった。日本のみならず世界の鉄鋼業をリードする同社の５年を年表や資料で振り返った。
