今年絶対買いたい!秋アウター最新コーデ6選

今年の秋はどんなアウターが流行なのでしょうか。難しいアイテムだと思っていても、コツをつかめば上手にコーデできますよ。

秋アウター、最新コーデを吟味

おしゃれが本格的に楽しめる秋からの主役がアウターです。羽織り物にもいろいろな種類がありますが、ここでは6種類のおすすめアイテムをご紹介します。

愛着の強いアウターは長く着続けたくなるもの。とはいえ、スタイリングに関してはシーズンごとに少しずつ変化があります。最新のアレンジを覚えて、手持ちアウターから別の表情を引き出してみましょう。まだワードローブに迎え入れていない秋アウターがあったら、この6着のコーディネートを参考に吟味してみませんか。

1. ライダース

ポジティブカラーはライダースルックを元気に (c)Rie Miyata

秋から使えるアウターの定番的な存在のライダースジャケットはやはり頼りになります。黒革がおなじみですが、今季のおすすめは色染め物や異素材タイプ。オレンジのようなポジティブカラーはライダースルックを元気に彩ります。

素材の面でも通常のつやめいたレザーに加え、スエードや人工レザー、スウエット生地、ダウンなど、様々な異素材も登場。ハードな顔つきをしたライダースのイメージを覆すような、色や素材で新ムードをまとって。

2. チェック柄ジャケット

英国調ジャケットを「はずし」感覚で着こなして (c)Rie Miyata

英国調がブームになるこの秋冬には、チェック柄を取り入れたくなります。このところ、大人っぽさやトラッドが見直されて人気が復活しているジャケットに写し込むと、一気に新鮮な着映えに。さらに、今年らしくアップデートするには、きちんと感とブリティッシュを、「はずし」感覚で着こなすと、こなれて映ります。

車柄や花柄など異なる柄をあしらったワンピースと合わせて、プレイフルミックスな雰囲気に整えました。今季注目度No.1カラーである赤のチェック柄ジャケットで旬コーデの完成です。

3. スタジャン

スポーティーなスタジャンは大人モードに着こなす (c)Rie Miyata

ブルゾン系の人気はまだまだ健在。裾と袖先をリブ編みで切り替えたスタジアムジャンパーは軽快でアクティブな着映えに仕上がるから重宝します。スポーティーな着こなしが一般的ですが、一回り大きいオーバーサイズを選べば、ボディーの輪郭をぼかせるから、中性的な「ジェンダーレス」風にまとえます。

袖を通さない肩掛けにすると、のどかなムードを醸し出せます。スポーティーな雰囲気をモードっぽく仕上げるスタイリングは大人の女性も取り入れやすいでしょう。

4. ボマージャケット

ミリタリー系のアウターをスタイリッシュにアレンジ (c)Rie Miyata

ミリタリーのトレンドはこの秋冬も勢いが衰えません。もともと軍用機の乗員が着ていたフライトジャケットはミリタリー系アウターの代表格。日本では「MA-1」タイプのボマージャケットが人気です。

このような無骨で男っぽいムードのものをあえてスタイリッシュに着こなすのが近頃の流儀。細感が際立つスキニーパンツや、つやめいたシューズで合わせ、すっきりシャープに決めて。オーバーサイズで着こなすと、朗らかな見え具合に。エクストラスリーブのニットを袖先からあふれさせる小技も試してみましょう。

5. ボア、ムートンジャケット

ふわふわムートンジャケットは着姿にめりはりをつけて (c)Rie Miyata

ファーや起毛のアウターはこの秋冬に盛り上がる気配。ほっこり感を帯びたボリュームのおかげで、気持ちまで穏やかになれそう。ヴィンテージや古着を思わせる風合いを生かして、やわらかいムードに整えて。ムートンジャケットは見た目はもちろん、着心地が軽くて楽ちんという点も支持されそう。

全体がふわふわに見える分、インナーやボトムスは引き締め効果のある色を投入して、着姿にメリハリをつけたいところ。ライダースジャケットの次に狙いたい新顔アウターです。

6. ナポレオンジャケット

おしゃれ上級者の中でジワジワと人気を集めつつあるナポレオンジャケット (c)Rie Miyata

歴史上の英雄、ナポレオンを連想させるフロント飾り付きのジャケットはおしゃれ上級者におすすめのアウター。じわじわと人気上昇中です。凜々しい立ち襟、ボタンを結ぶ飾り紐がアイキャッチーな、軍服に由来する羽織り物です。

高貴なムードやマニッシュなたたずまいが持ち味だから、シンプルなボトムスを合わせて、バランスを取りましょう。レディーライクなウエアや靴で、ナポレオンジャケット特有のいかつさをやわらげるミックスコーディネートが全体を落ち着かせます。

6つのアウターはそれぞれに個性があります。上手にまとめるには、主張の強いアウターに引きずられないで、別のムードを添えるのがおすすめ。寒すぎない日は前を開けて、レイヤードを印象づけるのも賢いスタイリング。アウターを目立たせすぎない「引き算」のコーデが着姿を自分らしく整えてくれます。

(文:宮田 理江)

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