「希望」小池都知事の“二足のわらじ”にくぎ 林文子横浜市長

 横浜市の林文子市長は4日の定例会見で、小池百合子東京都知事が国政政党「希望の党」代表に就任したことについて、「東京五輪(の準備)にも心を大いにかけてほしい」と、都知事が党代表と“二足のわらじ”を履くことで、開催まで3年を切った東京五輪・パラリンピックの準備に影響がないようくぎを刺した。

 林市長は、「都知事自ら国政政党代表となり、素晴らしいスピードで動きだして驚いている。都知事は政治家経験が長く、国を動かしていかねばという考えがある」と率直な感想を述べた。さらに、広域自治体の都と基礎自治体である横浜市とは役割が違うと前置きして「(国政政党代表との兼務は)私自身は無理だが、否定はしない」とした。

 一方で「都知事はさまざまな課題を抱え、忙しい。五輪もしっかりやっていただけるとは思うが、心配している」などと懸念を示した。

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