被災した管理釣り場を応援したい! クラウドファンディングによる"奈良子釣りセンター支援プロジェクト"

2017年8月、台風5号がもたらした集中豪雨により、山梨県大月市の「奈良子釣りセンター」は大きな被害を受けた。9月末現在も復旧作業が続いているが、この釣り場を支援するためのプロジェクトが今、動き出そうとしている。

貴重なストリームタイプの管理釣り場

奈良子釣りセンターはルアー・フライ、エサ釣りが楽しめる管理釣り場だ。2つのポンドと自然河川を利用したストリームエリアとで形成されており、場内ではヤマメ、イワナ、ニジマス等のトラウトを狙うことができる。

奈良子釣りセンターは貴重なストリームタイプのエリアを有する人気エリア。www.narago.jp

リバーキーパーを務める渡辺勳さんは、この釣り場を管理しているだけでなく、山梨県内を流れる人気河川・桂川の情報にも明るいとあって、ネイティブトラウトアングラーの中にも根強いファンが多い。過去には、ルアーマガジンリバー企画内でもお世話になったフィールドでもある。

ストリームエリアとポンドエリアからなる管理釣り場。

そんな釣り場が被災したのは、2017年8月のこと。〝迷走台風〟とも呼ばれる台風5号の影響により、甚大な被害を被ってしまったのだ。山梨県大月市には3時間で(例年の)8月1カ月分相当の雨量を記録するほどの豪雨は、釣り場だけでなく事務所等の施設がすべて浸水してしまったのである。

1カ月の間に降る雨が、約3時間の間に山梨県大月市を襲った。

クラウドファンディングを利用した支援

そんな釣り場を救うために動いたのが、ルアーマガジンリバーでもお馴染みのアングラー・やまけんさんである。代表を務める「TRY-ANGLE」が幹事となり、金銭的資金支援のクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げたのだ。

やまけん「メーカーを立ち上げてから、撮影や取材で何度もお世話になっている大切な場所。僕にできることは? と考えてみたところ〝クラウドファンディングがあるじゃないか!〟と。僕1人の力は小さいですが、皆様の力をお借りすることが出来れば……みんな少しずつでも応援すれば、この釣り場も再始動することができるはずです!」

2017年9月現在の段階では上流部の本格渓流エリアを除く、エサ釣りエリア、渓流エリア、ポンドエリア、バーベキュー施設は復旧しているが、被災したエリアからはおよそ1500匹の魚が流出してしまっている。1匹300円として計算すると、およそ50万円ほどの被害額が見込まれるようだ。今回のクラウドファンディングで集まった資金の使い道は、この流出した魚の被害および、施設の修繕費に充てられる。

支援者にはオリジナルグッズや協賛品等のリターンも! 詳細は下記リンク参照!

今回のクラウドファンディングは運営会社「CAMPEIRE(キャンプファイヤー)」のサイト上で、10月20日(金)から開始される予定になっている。支援については、下記リンクを参照してほしい。

[文/小倉 智広釣りPLUS

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