北団体、韓国司法当局を非難

北朝鮮の対韓国窓口団体である民族和解協議会(民和協)のスポークスマンは14日、韓国が「『吸収統一』のほらを吹きながら無分別に振る舞っている」と糾弾する談話を発表した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

談話は、韓国大法院(最高裁判所)が、吸収統一を前提に「北の司法機関は体制を守るうえで中核的役割を果たしているので、今からこれらに対する『処理問題』を研究すべき」「『北政権の弾圧対象となった法関係者らを復権および再任命』する問題、北地域の司法機関に必要な人員を派遣する問題などに研究の焦点を置く」と述べたと指摘した。

これに対して、「共和国に対するもう一つの許せない政治的挑発」と非難した。

また、「いまだに『吸収統一』の迷夢から覚められない現執権一味の振る舞いこそ、あまりにも醜く、きわめて哀れである」と文在寅政権を嘲笑した。

さらに、「もし、かいらい一味があえてわれわれをどうにかしてみようと動くなら、すでに闡明した通りに反米対決戦の総決算のために強固に打ち固めてきた強力で威力ある革命武力で同族対決の悪循環に完全に終止符を打つであろう」と強調した。

その上で、「わが司法機関は、米国の植民地支配政策実現の手先となって南朝鮮で親米・事大と同族対決、反民主的な悪法をつくり上げ、その執行の突撃隊に乗り出して無分別にのさばっているかいらい司法当局の悪質な分子らを一人残らず掌握してわが法によって容赦なく処理するであろう」と威嚇した。

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