黒田氏が無投票3選果たす

 任期満了に伴う平戸市長選と市議選(定数18)が15日告示された。市長選は現職の黒田成彦氏(57)=無所属、自民、公明推薦=のほかに立候補の届け出はなく、黒田氏の無投票3選が決まった。市議選には19人が立候補し、1週間の選挙戦に突入した。

 2005年10月に1市2町1村合併で新市が発足して以降、同市長選での無投票は2回連続。

 黒田氏は09年市長選に県議を辞して挑み、49歳で初当選。13年に無投票再選を果たした。2期8年で「ふるさと納税」寄付額日本一や行財政改革を実行した。

 15日午後5時すぎ、同市浦の町の事務所で支持者らが万歳三唱。黒田氏は「無投票3選は後援会をはじめ派閥、垣根を越え力を結集した皆さんのおかげ。市民や平戸を愛してくれる市外の人々と連携、新しい事業を展開し、さらなる高みを目指したい」と決意を述べた。

 一方、市議選には現職14人、新人5人が立候補を届け出た。今回から定数が2減り、少数激戦となっている。党派別の内訳は、自民2、共産1、無所属16。

 市議選の投票は22日午前7時から午後6時まで市内43カ所で行われ、即日開票される。有権者数は2万7608人(男1万2800、女1万4808)=14日現在、市選管調べ=。

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