横浜DeNAが2年連続CSファイナル進出決定 ハマスタでPV、1万2千人が声援

 プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ最終第3戦が行われた17日、阪神と対戦した横浜DeNAベイスターズを応援しようと、横浜スタジアム(横浜市中区)でパブリックビューイング(PV)が開催された。肌寒さのなか、集まった約1万2千人が熱い応援を繰り広げ、ファイナルステージ進出を後押しした。

 試合開始の1時間半前の午後4時半に開場。ファンたちが着るユニホームで、無料開放された内野スタンドが青に染まった。遠く離れた甲子園球場で戦う選手たちに届けと、メガホンや手をたたいて声援を送った。初回からロペス選手や嶺井選手のタイムリーヒットでリードを奪う展開。点が入るたび、大歓声が湧き上がった。

 同市神奈川区から妻子4人を連れて来た参加者(32)は「ずっと昔からファン。今日は絶対に勝ってほしい」と大画面を見つめる目に力がこもる。長男(10)は「ロペスが好き。ホームランを打ってくれてすごくうれしかった」と笑顔だった。

 ベイスターズは6−1で勝利。抱き合い、跳びはねて喜ぶファンを祝うように、花火が打ち上がった。

 家族4人で訪れた同市港北区の参加者(42)は「広島にはレギュラーシーズンで勝ち越している。ファイナルステージも勝って日本シリーズをここでやるしかない」、長男(13)は「負けたら終わりだった。勝ってうれしい。広島にも勝ってほしい」とうれしそうだった。

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