神奈川文化賞4人決まる 新倉俊一さんら

 神奈川の文化の発展に功績のあった個人・団体に贈られる第66回神奈川文化賞・神奈川文化賞未来賞(県、神奈川新聞社主催)が17日、発表された。文化賞は、20世紀を代表する詩人であるエズラ・パウンドの名訳などで知られる英文学者の新倉俊一さんら3人、今後の活躍が期待される文化賞未来賞には、直木賞候補作となった「戦場のコックたち」などで注目を集め、今後さらなる活躍が期待される作家の深緑野分さんが選ばれ、計4人の受賞が決定した。

 審査委員会(嶋田充郎委員長)は、学識経験者や知事ら計18人で構成。文化賞は絵本作家の西村繁男さん、女優の樹木希林さんも選ばれた。贈呈式は11月3日、横浜市西区の県立音楽堂で行われる。

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