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17日(火)に行われたU-17ワールドカップの決勝トーナメント1回戦。
日本は優勝候補の一角だったイングランドに善戦するも、PK戦の末5-3で敗れ敗退となった。
対戦相手のイングランドは今年行われたU-17欧州選手権で準優勝しており、今大会のグループステージでも3戦3勝11得点2失点と圧倒的な成績を残していた。
そうした相手とほぼ互角の試合を展開した日本の戦いぶりは立派だったのだが、この日の試合ではイングランドの登録メンバーにここまで3得点でチーム内得点王のジェイドン・サンチョの名がなかった。
実は試合前日の16日(月)、イングランド代表はジェイドン・サンチョがインドから離れたと発表していた。
それは一体なぜなのだろうか?
実はこのサンチョ、ドルトムントのトップチームの背番号「7」を与えられるなど期待されたタレントであり、ドルトムント側からの呼び戻しによってインドを離れることになったのだ。
英国『BBC』によれば、ドルトムントはグループステージまでの参加を条件にサンチョのU-17ワールドカップ出場を認めていたそう。
イングランドはサンチョの活躍もあり決勝トーナメントに進出したのだが、やはりその条件に変更はなく、サンチョはチームを離れドルトムントに戻ることになったという。
トップチームの選手ならまだしも、10代の選手に対してもこうしたルールを敷くとは…。さすがはビッグクラブである。
しかし、サンチョもサンチョでプロである。
ドルトムントへと戻るとUEFAユースリーグのAPOEL戦に向けたメンバーに入り、すぐさまキプロスへと遠征に。この一戦で先発フル出場を飾り、見事ゴールを決めてみせたのだ。
サンチョとしてもイングランドの一員としてU-17ワールドカップでの冒険を続けたかったはずだが、目の前の試合でしっかりと結果を出す姿勢は素晴らしいと言える。