クリナップ、新TVCMを放映 「ステンレスの耐久性」伝える

 クリナップ(社長・佐藤茂氏)は、企業ブランド価値向上の一環で番組提供型TVCM「ART、ステンレス編」を7日から放映開始した。米国シカゴのミレニアムパーク内にある巨大ステンレスアートを起用し、名曲「昴」の旋律に乗せ、ステンレスの耐久性と美しさを直感的かつダイナミックに伝える。テレビ朝日系列の「朝だ!生です旅サラダ」(土曜、朝8時)など5番組で放映している。

 クリナップはステンレス冷延薄板の精整から板金加工、溶接・組立まで高度の利用技術を持ち、先駆的なステンレス使用製品を生み出してきた国内最大級のユーザーであり、約40年前に化学発色技術を導入したカラーステンレスメーカーとしての顔も持つ。

 キッチンの国内市場が「都市部のリフォーム」にシフトする環境において、エンドユーザーからのメーカー指定はますます重要なポイントになる。10月5日に創業68周年を迎えたのを機にさらなるブランド価値向上に取り組んでおり、同社の商品の特徴であるステンレスに焦点を当てたCMを放映する。

 巨大ステンレスアートは「クラウド・ゲート」。彫刻家のアニッシュ・カプーア氏の作品で、幅20メートル、高さ10メートル、奥行13メートルで重さは約100トンに及ぶ。厚さ10ミリのステンレス鋼板168枚を現場で組み立て、レーザーと放電のハイブリット溶接で組み立てられている。

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