女子生徒にキスした教諭らを懲戒免職処分 神奈川県教委

 県教育委員会は19日、自校の女子生徒にキスしたり、胸を触ったりしたとして県立高校定時制の男性総括教諭(59)を、大麻を所持、使用していたとして三浦市立中学校の男性教諭(29)をいずれも懲戒免職処分とした。

 県教委によると、総括教諭は9月6日、ホテル内で自校の女子生徒にキスをしたほか、8月31日には別の女子生徒に自家用車内で胸を触るなどした上、キスをした。このうち1人の女子生徒が校長に被害を訴え、発覚。県教委は今後について「被害者の意向を最大限尊重して対応する」とし、県警にも情報提供する。

 男性教諭は昨年5月に大麻を所持したとして、大麻取締法違反の疑いで今年8月に逮捕された。県教委の聞き取りに対し、4〜8月ごろの大麻の所持、使用も認めたという。

 このほか、自校の女子生徒に裸の写真を要求し、上着の胸元から胸の谷間が見える上半身の画像4点を携帯電話で送らせた鎌倉市立中学校の男性教諭(27)を停職6カ月の懲戒処分とした。5月に児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で書類送検され、8月に横浜簡易裁判所に罰金30万円の略式命令を受けた。今月19日付で依願退職した。

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