新日鉄住金エンジニアリング、エンジ村で「芋掘り」 地域児童や社員家族集う

 ▽…新日鉄住金エンジニアリングは14日、北九州市八幡東区の社員寮、北九州寮内の地域共生型ガーデン「エンジ村」において恒例の〝芋掘り〟を楽しんだ。昨年を上回る約100個のサツマイモ(紅東)の収穫に、参加した子供達からは歓声が上がった。

▽…冒頭、同社の田中裕之CSR室長が「雨が心配されましたが、皆様のお祈りのおかげでなんとか芋掘りが終わるまで天気は持ちそうです。運営に携わっている皆様、本当にありがとうございます。5月に苗を植えて5カ月が経って、大きい芋や小さい芋がたくさんあると思います。なんでこうなるかを想像して掘って下さい」と挨拶して、芋掘りは始まった。

約100個のサツマイモ(紅東)の収穫に、参加した子供達からは歓声が上がった

▽…芋掘りは2013年から始まっており、通算5回目。今回は北九州市枝光児童館の児童8人と保護者、社員の家族ら約30人が参加。芋掘りを楽しんだ後は、焼き芋にしてほおばった。初体験の小学生は「つながってとれるのにびっくりした」と笑顔。

▽…「エンジ村」は12年5月に、新日鉄住金エンジニアリングの北九州寮内の敷地内の一角(約70平方メートル)にオープンした。ガーデン内部には池を配置。芝も敷かれており、畑には四季折々の草木が植えられている。

▽…エンジ村の若村修村長(技術開発研究所バイオマス研究室長)は、「無事に5年が経過しました。維持するのは大変だけど、皆様の協力でだいぶ落ちついてきました。憩いの場として継続させていきたい」と語った。

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