衆院選、投票日控え 「安倍政治」の是非を巡って攻防

 第48回衆院選は22日に投票、即日開票される。県内18小選挙区には60人が立候補し、与党と保守系野党、リベラル系野党の3極を軸に12日間の舌戦を展開。5年近くにわたる「安倍政治」の是非を巡り、攻防を繰り広げている。終盤情勢でも自民党が大勝の勢いを保っているが、投票率や無党派層の動向が選挙結果の鍵を握りそうだ。

 県内の立候補者の党派別内訳は、自民党17(前職16、元職1)、希望の党16(前職4、元職3、新人9)、公明党1(前職1)、共産党12(前職1、新人11)、立憲民主党6(前職3、新人3)、日本維新の会1(新人1)、社民党1(新人1)、諸派3(新人3)、無所属3(前職2、新人1)。

 電話世論調査に神奈川新聞社の取材を加味した情勢分析によると、自民は序盤から優位に戦いを進め、終盤でも14選挙区以上を制する勢い。公明は唯一擁立した6区で激しく競り合っている。

 立憲民主は互角の戦いを展開している3選挙区での勝利を視野に入れ、希望は大半の選挙区で苦戦している状況。共産と社民は野党共闘の効果が表れておらず、維新も厳しい戦いを強いられている。

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