鷹・工藤監督一問一答 「0%」から日本S進出「負けてたまるかと力出してくれた」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

勝利インタビュー「こんな幸せ者は福岡に今1人だけ」

 ソフトバンクが日本シリーズ進出を決めた。22日、本拠地ヤフオクドームで戦った楽天とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦。3勝2敗で突破に王手をかけていたリーグ王者は、4回までに大量6点のリードを奪うと、先発の武田が7回5安打無失点と好投。7回からは鉄壁のリリーフ陣が楽天打線に反撃を許さず、7-0で勝利した。 

 試合後に行われた工藤公康監督への勝利監督インタビューは以下の通り。 

――おめでとうございます。 

「どうもありがとうございます」 

――今の心境は? 

「本当に嬉しいです。福岡の地でまた胴上げしていただいて、こんな幸せ者は福岡に、今1人だけだと思います」 

――優勝決定は西武ドーム。今回は福岡で胴上げ。 

「このヤフオクドームで勝つ姿を見ていただきたいという思いで戦ってきました。選手のみんなが、よく頑張ってくれた。ありがとう」 

――今日から柳田選手が復帰した。 

「もう彼が復帰したら、出るのが福岡のファンにとっても燃えるんじゃないかと思い、出てもらうことにしました」 

――申し分ない攻撃でした。 

「オーダーを見た時に打ち始めたらどこで終わるんだろうという成績を残して、打ってきた選手たちがいた。とにかくベンチで勢いをつけて、元気に送り出すことを考えてやっていました」 

楽天は「本当に強かった」「すごいプレッシャー感じた」

――2連敗でスタートしたファイナルステージでした。 

「ウチのチームは明るく元気に、はつらつとしたプレーが持ち味だと思う。それを思い出して、バカになって野球をやろうと声をかけた。声を枯らすまで声出してくれたみんなありがとうございます。みんなで頑張った勝利だと思います」 

――多くの選手の活躍があった。 

「キャプテンを筆頭に、よく優勝してから1か月あった中で素晴らしい調整をしてくれた。連敗した時に0パーセントと言われて、負けてたまるかと力を出してくれたと思います。死に物狂いで勝って、日本シリーズに行きたいと思ってやってくれたからだと思います」 

――日本シリーズ進出が決まりました。 

「その前にクライマックスシリーズ、楽天は本当に強かった。すごいプレッシャーを感じました。2連敗した時はこのまま負けてしまうのではないかと、心の片隅に残った。素晴らしい戦いを出来たと思う。楽天のみなさんありがとうございました」 

――日本シリーズに向けて 

「ここでクライマックスを勝って日本シリーズ出られるので、パ・リーグの代表として日本シリーズ勝てるように100パーセントの力を出して、一体となって日本一を目指してがんばります」

(Full-Count編集部)

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