東京・日本橋の書店「丸善日本橋店」で19日(木)、コスメやファッション誌のイラストで人気のイラストレーター・大橋美由紀さんの初めてのトークショーが行われました。同店で開催中の「日本橋BOOKCON」のイベント。パリジェンヌのライフスタイルを紹介した本「パリジェンヌ ソフィーの部屋」(プレジデント社)にちなみ、著者の小津彩さんとイスを並べ、パリジェンヌのリアルな暮らしについて気さくな雰囲気で話しました。
パリの魅力について、大橋さんは「観光地はもちろんですが、何気ない街並みや、建物も、歴史を感じるしすばらしい」とうっとりした表情を見せました。ファッションや小物などパリをテーマにした作品も多い大橋さんですが、意外にも、フランスで暮らしたことはなく、「モチーフが大好きです。建物を描く仕事もあるので、(現地では)本当に細かく見てしまったりします」と話しました。
フリーの編集者としてフランスで4年間滞在した経験のある小津さんは、「フランス人というと、グルメなイメージを持たれますが、共働きのカップルも多いので、普段の食生活は質素なんです。家事に時間を割きたくないのかな」などとリアルなフランス人の一面を紹介。一方で、日本酒や、うどんやたこ焼きといった日本食も人気で、ラーメン店に行列ができるほどだそうです。
トークショーでは、昨年11月に日本へ初上陸した、フランスで人気の冷凍食品専門店「ピカール」のカヌレやミニマカロンや、キュートなデザイン缶と豊富なフレーバーで有名なパリの紅茶ブランド「クスミティー」の紅茶も振る舞われ、来場者はひとときのパリ気分を味わっていました。
参加した女性(40)は「著者の方の話が聞けて、実際にお菓子を食べてみて、本の内容がすごくイメージできて良かったです」と満足そう。初めてのトークイベントだった大橋さんは「パリや本に関心のある方々にダイレクトに話す機会ができてよかったです。次回があるならぜひ参加したい」と話していました。
店内にはほかにも、著者によるサイン会や本にまつわるクイズなどさまざまなブースが展開され、多くの人で賑わっています。仕事帰りに立ち寄ったという都内の会社員の女性(28)は「毎月やってほしいくらい楽しくて、もう店内を2往復くらいしています。編集の仕事に昔あこがれていたので、会って話ができるのは新鮮でいいですね」と笑顔で話しました。
日本橋BOOKCONは20日(金)まで開催中です。
■日本橋BOOKCON
所在地:東京都中央区日本橋2-3-10
営業時間:9:30~19:30(最終日は17:00)
https://honto.jp/cp/store/recent/nihombashi-bookco...
※問い合わせは各出版社へ