「第２０回ＹＯＳＡＫＯＩさせぼ祭り」は最終日の２２日、台風２１号接近に伴う荒天のため午後３時半で中止となった。夕方から予定されていた過去最多２０２チームの頂点を決める「ファイナルステージ」は取りやめとなった。
朝からは、出場チームがファイナルステージを目指して審査を受けたり、市内各地で演舞を披露。しかし、ファイナルステージ会場となる名切お祭り広場ステージ横の照明機具を乗せた鉄製足場が強風で倒れたため、実行委は中止を発表した。
市内の有力チーム「一喜一遊」の代表、渡辺拓也さん（２７）は「実行委の皆さんが、風の影響を受けないよう名切会場ステージの看板を外したりして、ぎりぎりまで踊れるよう工夫してくれ、とてもありがたかった。ファイナルは残念だが力を出し切ったので満足」と話した。
柿本譲治実行委員長は「苦渋の決断だが、けが人が出てからでは遅い。練習を重ねてきた踊り子たちは非常に残念だろうが、来年また佐世保で再会できることを心待ちにしている」と話した。
ファイナル進出１７チームは次の通り（敗者復活枠１チームを除く）。
▽北九州市立大学よさこいサークル灯炎（北九州市）ＫＡＷＡＴＡＮＡおどり連～孔雀～（東彼杵郡）草野キッズビクス（久留米市）あっぱれ青組（佐世保市）大分大学「獲天」（大分市）ＪＲ九州櫻燕隊（福岡市）青嵐（佐世保市）一喜一遊（同）鴉（千葉市）ＥＮＴＯＲＡＮＣＥ１０２（福岡市）長崎大学「突風」（長崎市）山口大学よさこいやっさん！！（山口市）ＮＮＰ（唐津市）新羅（佐世保市）長崎県立大学リズム戦隊メロディアス（同）肥後真狗舞～九州がっ祭～（熊本市）親和銀行 輝～Ｋｉｒａｒｉ～（佐世保市）
