日本代表vsヨーロッパ勢!編集部が印象的だった試合はこの7つ

11月のインターナショナルマッチウィークで、日本代表は欧州遠征を実施。

世界でも屈指の強豪であるブラジル、ベルギーとそれぞれ対戦する。

日本はブラジル、ベルギーとここ数年の間で何度か対戦しており、なかでもベルギーに関しては2014年ワールドカップの前年にあたるちょうど4年前の11月に激突。アウェイながら2-3で勝利し、金星を収めた。

そんなベルギーを含むヨーロッパの各国代表は日本でも知名度が高く、このゲームも大きな注目を集めるはずだ。

しかし、欧州ではワールドカップとEUROの予選が2年ごとに組み込まれており、2018年からはUEFAネイションズリーグも発足する。それゆえ、日本が国際親善試合で欧州勢と試合を行うケースは今後激減すると言われている。

そこで今回は、編集部のそれぞれに記憶に残っている欧州勢との試合について意見を聞いた。

2001年のフランス代表戦

日時:2001年3月24日
会場:スタッド・ドゥ・フランス(パリ/FRA)
試合情報:国際親善試合 フランス 5-0 日本 
得点者:ジネディーヌ・ジダン(10分)、ティエリ・アンリ(14分)、シルヴァン・ヴィルトール(56分)、ダヴィド・トレゼゲ(62分、65分)

【コメント】

悪コンディションのサンドニで、ジダンやアンリ擁する当時のW杯王者に遊ばれ叩きのめされた一戦。

ひどいピッチのなかで、孤軍奮闘する中田英寿のプレーが印象的だった。

選出者:編集部I

2002年のポーランド代表戦

日時:2002年3月27日
会場:スタディオン・ヴィジェワ(ウジ/POL)
試合情報:国際親善試合 ポーランド 0-2 日本
得点者:中田 英寿(10分)、高原 直泰(42分)

【コメント】

日本代表が欧州に遠征し、強豪に勝利した数少ないゲーム。

2002年のワールドカップを控え、チームの熟成は最高潮に。中田英らを中心にしたトルシエ監督のやりたいサッカーが見えたゲームであり、内容結果共に良く日本サッカーの一皮向けた姿を垣間見ることができた。

選出者:編集部Q

2001年のイタリア代表戦

日時:2001年11月7日
会場:埼玉スタジアム2002(さいたま/JPN)
試合情報:国際親善試合 日本 1-1 イタリア
得点者:柳沢 敦(10分) / クリスティアーノ・ドーニ(51分)

【コメント】

試合内容も興行的にも「大きな盛り上がりを見せた」ということで印象に残っているのが、2001年11月7日に開催されたイタリア戦だ。

ブッフォン、カンナヴァーロ、ネスタ、トッティ、インザーギ、デル・ピエロらが出場したアズーリ相手に、トルシエジャパンが“まさか”の「1-1ドロー」。

稲本潤一の鮮やかなミドルパスからの柳沢敦のボレーは、今でも日本代表史のベストゴールの一つだろう。

選出者:編集部T

2000年のフランス代表戦

日時:2000年6月4日
会場:スタッド・モハメド・サンク(カサブランカ/MAR)
試合情報:ハサン2世トロフィー 日本 2-2 フランス(2-4 on penalty)
得点者:森島 寛晃(34分)、西澤明訓(70分) / ジネディーヌ・ジダン(61分)、ユーリ・ジョルカエフ(75分)

【コメント】

一番は2013年コンフェデのイタリア戦(3-4)だが今年のコンフェデ時にピックアップしたので、ここはポジティブな方でそれに匹敵する試合を選んでみた。

2000年のいわゆるハッサン国王杯、フランス戦だ。この直後のEURO2000で“ダブル”を達成する世界王者を相手に2-2の接戦を演じた試合はやはり強烈な印象として残っている。

森島寛晃の先制弾、そして西澤明訓のジャンピングボレー。翌年アウェイで喫した0-5の大敗までがワンセットではあるが、それでもうまく戦えばフランス相手でもある程度戦える力があると実感した試合であった。

選出者:編集部O

2004年のチェコ代表戦

日時:2004年4月28日
会場:レトナ・スタジアム
試合情報:国際親善試合 チェコ 1-0 日本
得点者:久保 竜彦(33分)

【コメント】

EURO本番を間近に控え、ネドヴェド、ロシツキー、ポボルスキー、コレルら“史上最強メンバー”を揃えるチェコ代表に敵地で快勝した試合。

チェルシー移籍前の若き守護神チェフのニアサイドをぶち抜いた久保竜彦の決勝ゴールは衝撃的だった。

選出者:編集部H

2002年のベルギー代表戦

日時:2002年6月4日
会場:埼玉スタジアム2002(さいたま/JPN)
試合情報:2002年ワールドカップ日本2-2ベルギー
得点者:鈴木 隆行(59分)、稲本 潤一(67分) / マルク・ウィルモッツ(57分)、ペーター・ファン・デル・ヘイデン(75分)

【コメント】

何も言うまい。稲本の3点目で勝ってたんだよ!この試合!

選出者:編集部K

2004年のイングランド代表戦

日時:2004年6月1日
会場:エティハド・スタジアム(マンチェスター/ENG)
試合情報:国際親善試合 イングランド 1-1 日本
得点者:マイケル・オーウェン(22分) / 小野 伸二(53分)

【コメント】

ジーコ率いる日本代表が、黄金メンバーに近いイングランドと引き分けた一戦。

この試合ではジェラード、ランパード、スコールズ、ベッカム、ルーニー、オーウェンら錚々たる顔ぶれが先発しており、見ていたワクワクしたのを覚えている。

また試合の内容以上に翌日の紙面が記憶に強く、ある英国紙は一面に同点弾を許した小野伸二の喜ぶ姿と「Oh! No!」というタイトルを付けていた。

当時はまだ中学生であり海外サッカーにのめり込み始めた頃であったが、英国タブロイド紙の天才的なコピー能力に感心したものだ。

選出者:編集部S

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