相鉄ライフやよい台オープン 地域のにぎわい拠点に

 相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツ(横浜市西区)と相鉄ビルマネジメント(同)は、1983年に開業した相鉄線弥生台駅前の商業施設「やよい台ショッピングプラザ」をリニューアルし、「相鉄ライフやよい台」(同市泉区)として24日、オープンする。クリニックやスーパー、生活雑貨店など9テナントが11月1日までに営業を開始。2018年夏までに飲食店など数店舗が順次オープンする予定で、地域のにぎわいを創出する。

 新施設は、それまでの1階建てから2階建てになり、施設面積は約1・5倍に拡張した。横浜市西部エリアで有数の規模を誇るという「国際親善総合病院」(同区)が、サテライトクリニック「しんぜんクリニック」を設ける。内科、小児科などを備え、来年春には病児保育室も併設する。

 相鉄ローゼンが展開するスーパー「そうてつローゼン弥生台駅前店」は、短時間で買い物ができるよう、総菜や簡単に調理できる簡便商品などを集めた「即食性ゾーン」を強化。また30、40代の家族層やシニア世代をターゲットに、健康に関する商品を豊富にそろえた。テナント全体(銀行、クリニック、歯科医院、飲食店除く)の売上高は年商20億円を計画する。

 相鉄グループの担当者は「(19年度にJR線、22年度に東急線と)相互直通運転を見据えて再開発している中で、今回は病院も設ける。ただの商業施設ではなく、いろいろな方に愛される街づくりをしていきたい」と話した。

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