イシグロ、「大阪ステーション」稼働 西日本の管材供給体制強化

 総合配管機材商社のイシグロ(本社・東京都中央区、社長・石黒克司氏)は23日、西日本の営業拠点へのバックヤード機能を担う大阪ステーション(大阪市大正区)の稼働を開始した。関西エリアを中心に名古屋から沖縄までの西日本地域をカバーする物流拠点として、管、継手、バルブ類の管材類をメーンに対象地域顧客向けの即納体制を強化する。

 大阪ステーションは阪神高速道路の大正東インターチェンジから約5分、徒歩では大正駅から約15分の距離。倉庫面積は1万329平方メートル(3130坪)の鉄骨4階建てで、バルブ・継手・鋼管を中心とした品ぞろえで、今後の在庫アイテム数は1万3千アイテムを見込む。管材業界としては最新鋭の自動化倉庫を目指してマテハン機器(運搬や荷役など物流業務を効率化する作業機械)やパレット自動倉庫を導入。業界トップクラスの効率的な屋内入出荷業務を実現している。

 イシグロは昨年度から年末年始を除く360日稼働で受注・配送業務を行う「即行便」プロジェクトを実施している。大阪ステーションの稼働開始で、西日本地区での営業・物流サービスの一層の向上に注力していく。大阪ステーションの住所、連絡先は次の通り。

 ▽住所=〒551―0002 大阪府大阪市大正区三軒家東3―4―22

 ▽問い合わせ先=イシグロ・関西ブロック(大阪市中央区高麗橋3―4―10、電話050―2016―1035)

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