市バス運転手が運賃50万円を着服 川崎、「飲食代に使った」

 川崎市交通局は25日、川崎鶴見臨港バス(本社・同市川崎区)に管理委託している上平間営業所所属の同社の男性運転手(53)が、運賃を着服していたと発表した。被害額は約50万円を見込んでいる。

 同局によると、今月13日午前10時半ごろ、同営業所に「乗っていたバスの運転手が現金を着服しているのではないか」と乗客から連絡があった。職員がドライブレコーダーを確認したところ、男性運転手が運賃箱を不正操作して現金を払い出し、ポケットに入れている様子が写っていた。職員の事情聴取に対し、男性運転手は着服を認め、「1年半前からやっている。日々の飲食代に使った」などと話しているという。

 同社は24日付で男性運転手を懲戒解雇処分とし、被害額を弁済する。同局は「公金管理の徹底を周知する」と

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