陶器訪ねて大磯散策 49会場で作品展

 大磯町内を散策しながら、地元の陶芸家らが作った温もりのある陶器などと出合う企画「大磯うつわの日」が27日から3日間、町内一帯で開催される。実行委員会の主催。

 ことしで7回目。会場数は昨年の31から49に増え、町内のギャラリーをはじめ鴫立庵や旧島崎藤村邸、大磯迎賓館など歴史がある文化施設でも展開される。また陶器だけで70人以上の作家が参加するなど、広がりを見せている。

 ことしのテーマは「おいしいうつわ」。料理の盛り付けが楽しくなり、生活に彩りを与える器を観賞、購入することもできる。

 28、29の両日は大磯港で「海辺の朝ごはん」と題し、その場で食べられる料理やお菓子、地元産の無農薬野菜などが並ぶ予定で、海を眺めながら食事を楽しめる。

 トークショーやワークショップなども各地で開催。実行委のメンバーは「大磯を歩いて楽しんでもらいたい。普段開かない自宅を開放しているところもあり、3日間で回りきれないくらいの見どころがある」と参加を呼び掛けている。

 雨天決行。JR大磯駅前に情報案内所を設置する。

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