ＪＸ金属のグループ会社であるＪＸ金属環境（茨城県）が１７年度の「循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」を受賞した。使用済み製品からの非鉄金属の回収や廃アスベストの溶融無害化・再資源化処理など長年の実績が認められたもの。
同社は、焼却炉および溶融炉を用いて産業廃棄物の無害化処理および都市鉱山から発生するリサイクル原料からの銅、金、銀、プラチナなどの非鉄金属回収事業を行っている。これによって埋立処分場の存続、高い金属リサイクル率の確保に貢献していることに加え、独自開発の廃アスベスト溶融無害化・再資源化技術で二次廃棄物を出さないゼロ・エミッションによる処理体制を構築している実績などが評価された。
同表彰は、環境省が循環型社会の形成の推進に資することを目的として０６年に創設。廃棄物の発生量の抑制（リデュース）、再使用（リユース）、再生利用（リサイクル）の適切な推進に顕著な功績があった個人、企業、団体を毎年表彰している制度。
