マグロを使った三崎グルメ 「まぐまぐの実」お披露目へ

 三浦商工会議所青年部が、三崎名産のマグロを使ったご当地グルメを初めて考案した。29日に三崎魚市場(三浦市三崎)で開催される「三崎港町まつり」でお披露目する。11月からは市内の一部店舗での販売を予定しており、同青年部は「三崎の新名物になれば」と期待している。

 商品名は「まぐまぐの実」。ミンチ状にしたマグロの尾の身、ニンジン、タマネギ、ごま油などを混ぜた具材でウズラの卵を包んで揚げた「スコッチエッグ」風の料理で上にチーズを載せる。ソースやケチャップなどが合うという。

 新しい地域ブランドをつくって活性化を図ろうと、飲食業や宿泊業のメンバーが中心となり、約1カ月かけて開発。メンバーにマグロ料理のノウハウがあり、安定した量を確保できることから、マグロを素材に選んだ。食べ歩きがしやすいよう、約60グラムと手頃なサイズにした。

 まつり会場に同青年部のメンバーがブースを設けて300個(1個300円)販売。開発に携わった飲食店「くろば亭」の山田拓哉さん(45)は「刺し身以外にもマグロのおいしい食べ方があることを知ってほしい」とPRする。

 11月から1カ月間、期間限定で市内の飲食店や民宿など6店舗で提供する。ソースなど店によってさまざまな味が楽しめるという。料金は店舗によって異なり、好評なら販売を継続する予定だ。

 同青年部事業交流委員会の委員長(42)は「コラーゲンがたっぷりなので女性にも食べてほしい。いずれはB級グルメグランプリにも出場できれば」と話している。

 取り扱い店舗の問い合わせは、同青年部事務局電話046(881)5111。

© 株式会社神奈川新聞社