松浦、アールスメロン出荷

 県内有数のメロン産地、松浦市の御厨地区で生産された秋作のアールスメロンの出荷が27日、同市星鹿町の集荷所で始まった。JAながさき西海松浦メロン部会(北川眞二部会長)によると、今季の出来は大きさがやや小ぶりだが味は甘く良質という。

 現在、同市内では農家6戸がメロンを生産。同部会では、糖度14度を出荷基準にし、よりきれいな円形と網目をした特選品は「爽果」と「潤果」のブランドで販売している。アールスメロンは歳暮の贈答品として人気が高く、今季は12月中旬ごろまでに例年並みの約25トンの出荷を計画している。

 この日は、同集荷所で生産者らがメロンの形や網目などを確認し、等級を判定。県内では長崎、佐世保両市に計約400キロを送った。北川部会長は「10月に続いた雨で大きさはやや小さいが、味は間違いない」と話した。

 同部会は12月3日午前9時~午後3時、同市志佐町の道の駅「松浦海のふるさと館」で、手ごろな価格で直売する「メロンまつり」を開催する。売り切れ次第終了。問い合わせは同部会(電0956・72・1144)。

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