観光地・箱根の今昔楽しんで 絵はがき275点展示

 大正期から戦前までの絵はがきを通じて、観光地・箱根の発展を知る企画展が、箱根町立郷土資料館(箱根町湯本)で開かれている。同館は「今昔を比較し楽しんでもらえたら」と話している。11月26日まで。

 展示されている絵はがきは275点。「箱根七湯」と呼ばれ古くから栄えた湯本のほか、明治時代以降に観光地として開発された強羅や小涌谷の名所や施設などが紹介されている。

 当時は広告の役割も果たしており、外国人向けのホテルとして開業した富士屋ホテルの絵はがきには英語で名称が記載。太平洋戦争で材料不足となったことから閉店した人気のそば店など、現在は見られなくなった町の姿も伝えている。

 午前9時〜午後4時半(入館は同4時まで)。高校生以上300円、小中学生150円。問い合わせは、町教育委員会生涯学習課電話0460(85)7601。

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