愛顔つなぐえひめ大会開幕

 第17回全国障害者スポーツ大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」は28日、松山市のニンジニアスタジアムで開会式が行われ、3日間にわたる熱戦が開幕した。第1日は12競技を実施。県勢は、陸上の知的少年男子1500メートル(区分28)の山田怜也(山口商店)が4分17秒14、肢体男子1部ジャベリックスロー(区分8)の橋本佳一(長崎市役所)が18メートル58で、それぞれ金メダルに輝いた。陸上勢はこのほか5人がメダルをつかんだ。

 水泳は、知的少年男子25メートル自由形(区分27)の北村拓海(虹の原特別支援)が13秒07、聴覚女子2部25メートル平泳ぎ(区分26)の原口留美子(ロジライン長崎)が26秒33で優勝するなど、出場した4人全員がメダルを獲得した。

 バレーボール聴覚男子は1回戦で愛媛に2-0と快勝し、準決勝に駒を進めた。バスケットボール知的女子は1回戦で敗れた。

 皇太子さまをお迎えした開会式は、悪天候の中、選手団約3300人が参加。本県選手団は旗手を務めたサッカー知的の松尾幸亮(希望が丘高等特別支援)を先頭に、堂々と行進した。大役を果たした松尾は「責任感を持って取り組んだ。ちゃんとできてほっとした」と笑顔を見せた。

 第2日は29日、各地で13競技を実施。県勢は9競技に出場する。

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