新日鉄住金、東北大と連携協定 鉄鋼研究・人材育成で協力

 東北大学と新日鉄住金は、鉄鋼分野の研究開発や人材育成に向けた連携協定を締結した。両者はこれまでも個別の共同研究で成果を上げてきた。今回の協定により、戦略的な基礎研究や応用研究で産学連携の深化を目指す考え。

 東北大が26日発表した。両者が今月3日付で「組織的連携協力協定」を締結。今後、連携協議会を設置し、協定に基づいた取り組みを推進する。

 両者による取り組みではこれまで、2007年に東北大に「先進鉄鋼研究・教育センター(ARECS=アレックス)」を設立したほか、共同研究室「新日鉄住金オープンイノベーションラボ」の設置などにも取り組んできた。

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