韓・現代製鉄、インドでコイルセンター増設 起亜自動車の進出で

 韓国・現代製鉄は、インド中央部のアナンタプル(アンドラ・プラデシュ州)にサービスセンター(SC)を新設する。同社の印SCはチェンナイ(タミル・ナドゥ州)に続く2カ所目。2019年上期の稼働を目指す。

 インドでは同グループの現代自動車がチェンナイに工場を持ち、起亜自動車も19年稼働予定でアナンタプルに年産30万台の工場を新設する。現代製鉄は両社へ自動車用鋼材を生産から加工まで含め供給することを使命としており、起亜の進出に伴いSC網も拡充する。投資額は3800万ドル。

 現代製鉄は旧現代ハイスコとの統合で、海外でのSC展開を事業の一つとしている。インド以外では中国5カ所(北京、天津、蘇州、塩城、重慶)や米国、メキシコ、ブラジル、トルコ、ロシア、チェコ、スロバキアにある。

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