中部鋼鈑の工場を小学生140人が見学

 中部鋼鈑(社長・重松久美男氏)は27日、近隣小学校の小学5年生による同社への工場見学会を実施。当日は140人が訪れ、鉄スクラップから、鉄ができるまでを学んだ。

 同社では1992年から近隣小学校の工場見学を毎年受け入れており、社会科教育として、工場見学や会社紹介DVDの視聴を通じて「工場での生産のしくみ」を伝えている。今回は近隣の昭和橋小学校(91人)および玉川小学校(49名)人が製鋼、圧延工場などを見学。真っ赤に熱せられたスラブが、圧延される様子を目の当たりにした。

 工場見学後の質疑応答では、一つのスラブを製鋼するために、鉄スクラップを何トン必要とするのか、建築以外の鋼材の用途は何かなどの質問が児童から寄せられ、江口雅明総務部長、増田克敏生産技術部長が分かりやすく回答した。

 来月2日にも近隣の正保小学校(71人)の見学受け入れを予定している。

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