次なるビジネスの要、測量や精密農業に欠かせない位置情報向機器やソリューションに注目 [Commercial UAV EXPO2017]

2017年10月24日から3日間、今年で2回目となるCommercial UAV EXPOがラスベガスにあるウェストゲートホテルにて開催された。

先々週のラスベガス銃乱射事件の影響もあり、展示会場に入る前には金属探知機が設置されセキュリティが荷物チェックを行なっている。会期中は構造物検査に関するものや精密農業に関するものなど様々なセッションが行われており、活発に意見交換が行われていた。

会場内の展示ではGPS、RTKなど測量や精密農業に欠かせない位置情報向けの機器やソリューション展示も多く、そのほかには画像解析による送電線、鉄塔の検査ソフトやマルチスペクトル解析による農場管理ソリューションなどが多く展示されていた。

コンシューマー向けドローンで有名なParrotは精密農業向けドローンPARROT BLUEGRASSを発表。14MP、Full HD 1080pビデオカメラとマルチスペクトルカメラのSequoiaを搭載。25分の飛行時間で約30ヘクタールをカバーできるとしている。

高性能なライダーでお馴染みのRIEGLは送電線やパイプライン、高速道路や線路など向けにRIEGL miniVUX-1DLを展示していた。この機種はこれまで360°にレーダーを発射していたものを下向きに発射することによって小型化されている。

今月初旬にサンノゼで開催されたDrone World EXPOがCommercial UAV EXPOに合流というニュースも発表され、いよいよ本格的にドローンが産業利用され始めていることを感じられる展示会であった。

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