ジェイテクト、鉄鋼圧延機向け軸受用オイルシールを改良 水浸入を7割削減

 ジェイテクトは30日、鉄鋼圧延機の軸受を長寿命化した新オイルシールを開発したと発表した。来年7月から国分工場(大阪府柏原市)とグループ会社の光洋シーリングテクノ(本社・徳島県板野郡)で量産を開始する。国内外の鉄鋼メーカー向けに年間2億円の販売を目指す。

 改良した4列円すいころ軸受用オールシールは、形状を見直し密封性を高めたことで現行品より水浸入量を7割以上低減。リップ温度は3割低減させ、性能を満たしつつより安価なニトリルゴム(NBR)の適用範囲を拡げた。

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