10月の降水量は、平年の5倍以上も

ひたすら長雨と台風で、10月が過ぎつつあります。東京の今月の雨量は500ミリを超えて、平年の約2.7倍、10月としては統計開始以来3番目の多さでした。それだけでも雨ばかりな印象でしたが、名古屋や広島は平年の4倍以上、大阪も4倍近く、和歌山や愛媛、山口では5倍以上という地点もあって、西日本方面は、より雨三昧の10月となりました。

11月こそは、穏やかな秋が期待できるのでしょうか。一ヵ月予報の降水量は、西日本の太平洋側で「平年並みか多い」予想ですが、東日本は「平年並み」に落ち着く予想です。しかし、去年は11月に東京で雪が降ったり、30年近く前には11月末に台風が上陸したり、先々は何が起こってもおかしくないのが自然です。

気象予報士・美濃岡 洋子

画像について:1日からの週間天気予報。

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