「市民の健康に貢献」相模原市体育協会長三塚さんに文科大臣表彰

 長年にわたって地域のスポーツ振興に努めてきたとして、文部科学大臣表彰(生涯スポーツ功労者・生涯スポーツ優良団体表彰)を受けた相模原市体育協会会長の三塚康雄さん(68)と市レクリエーション協会役員が31日、市役所を訪れ加山俊夫市長らに報告した。長年の歩みを振り返り、表彰を励みに今後も活動を続けていくことを誓った。

 生涯スポーツ功労者表彰を受けた三塚さんは、2006年から県スキー連盟の副理事長となり、14年からは同連盟副会長を務めるなど、スキー競技の振興に取り組んできた。昨年6月まで県体育協会副会長を務め、10月8日に82歳で亡くなった森田之雄さんの後任として市体育協会会長に就任。「表彰を励みに市民の健康づくりに貢献していきたい」と意欲を示した。

 会員348人を擁する市レクリエーション協会は生涯スポーツ優良団体表彰を受けた。同協会は民踊やフォーク・レクダンス、グラウンド・ゴルフ、スポーツチャンバラなどの講習会を開催してきた。

 磯隆司会長と吉永タケ子理事長が同席し、磯会長は「この大きな賞を団体でいただいたことが何よりの喜び。小学校や公民館などで集団で指導でき、自分たちの喜びはもちろん、住民の笑顔や地域の喜びは何事にも代えがたい」と振り返った。

 生涯スポーツ功労者・生涯スポーツ優良団体表彰は、地域や職場でスポーツの健全な普及や発展に貢献し、地域のスポーツの振興に顕著な成果を上げた個人・団体が対象。今回は全国の生涯スポーツ功労者156人、118団体が10月6日に表彰された。

© 株式会社神奈川新聞社