サバ寄生虫調べ知事賞に輝く 中3男子生徒1075匹採取

 日本学生科学賞神奈川県作品展で県知事賞を受賞した横須賀市立馬堀中学校3年生の松下竜大さん(15)が31日、横須賀市役所を訪問し、新倉聡教育長に作品展で一等となった結果を報告した。

 作品名は「サバを刺身(さしみ)で食べたい! −1075匹のアニサキスを採取して分かったこと−」。釣りが趣味という松下さんは、中学1年生のときに釣ったサバから食中毒を起こす寄生虫「アニサキス」を肉眼で発見してから興味を持ち、研究を続けてきた。

 釣った魚などから採取したアニサキスは計1075匹。「大型のサバはアニサキスがいるリスクが高い」などの研究結果を模造紙にまとめた。

 松下さんは、「これまで松輪サバは調べたことがないので、今後も調べていきたい」と意気込んでいた。松下さんの作品は、11月18、19日に行われる中央予備審査会に進む。

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