神戸製鋼の不適切行為、納入先の安全性確認が進展

 神戸製鋼所は31日、アルミ・銅製品の品質データ書き換えなど一連の不適切行為について、該当案件の安全検証が進展したと発表した。先週末時点では納入先525社(延べ数)のうち8割強に当たる437社で安全が確認できたとしていたが、新たに6社で確認がとれた。また、ユーザーサイドで安全確認が完了した納入先は、全体の約5割に相当する252社まで増えた。

 神鋼は安全確認のレベルについて(1)ユーザーサイドで安全確認が完了(2)当面安全に問題はないとユーザーが判断したものの検証を継続(3)神鋼での安全性確認をユーザーに報告―の三つに分類。安全確認が完了した(1)については、26日時点で229社としていた。これが252社まで増えた形だ。

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