リョービのパワーツール事業、京セラが買収

 リョービは31日、京セラとの間でパワーツール事業に関連する株式譲渡契約を締結したと発表した。リョービが同社のパワーツール事業を継承する新設会社「京セラインダストリアルツールズ」を新設分割により設立し、京セラがその株式を80%取得する。取得時期は2018年1月の予定。新設会社は、リョービのパワーツール事業や同社が保有するリョービ販売の全株式、大連工場の出資持分66・6%を継承する。

 京セラは機械工具事業における多角化を推進しており、9月29日には国内シェア3位を占めるリョービのパワーツール事業の買収を発表。リョービの中国・大連工場を軸に両社のノウハウを生かした製品・技術開発を行いながら、京セラの欧米拠点も活用して販路拡大を進める。

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