写真で振り返る旧国鉄の機関車 秦野市立宮永岳彦記念美術館

 旧国鉄時代の電気機関車をテーマにした写真展が11月5日まで、秦野市鶴巻北の市立宮永岳彦記念美術館の市民ギャラリーで開かれている。

 1987年4月に旧国鉄が分割民営化され、JRが発足してから30年となったのを記念し、市内在住の小室刀時朗(としろう)さん(61)が写真仲間の家田治さん(48)とともに企画した。

 60年代後半から2000年代までに撮影された2人の作品を中心に、約50点を展示している。流線形の形状から「ムーミン」の愛称で知られたEF55形や寝台特急「あけぼの号」、天皇陛下の特別列車など懐かしい機関車が写真の中を力強く駆け抜ける。小室さんは「武骨な外観が旧国鉄の機関車の魅力。写真を見て、懐かしさに浸ってほしい」と話している。

 入場無料。問い合わせは同美術館電話0463(78)9100。

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