殉職者の冥福祈る 神奈川県警が慰霊祭

 職務中に亡くなった県警察職員の慰霊祭が1日、横浜市栄区の県警察学校で営まれた。遺族や現職の警察官ら約400人が参列し、殉職者の冥福を祈った。

 本部長は式辞で「安全・安心な地域社会を実現するため、殉職者の崇高な警察魂を胸に刻み決意を新たにすることで、力強い警察活動を展開し職務に邁進(まいしん)したい」と誓いの言葉を述べた。献花台には39遺族83人のほか、県関係者や警察関連団体役員、県警幹部などが花を手向け、哀悼の意を捧げた。

 慰霊祭は今回で141回目。県警では、捜査活動や救助活動、関東大震災や空襲時の避難誘導などで1877(明治10)年から2016年までに198人が殉職している。

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