アトレティコがUCL敗退の危機

チャンピオンズリーググループステージ第4節。前回ベスト4のアトレティコ・マドリードがグループステージ敗退の危機に陥っています。

現地時間31日の火曜日に行われた、UEFAチャンピオンズリーググループリーグ第4戦。今シーズン屈指の死のグループに入った、スペインのアトレティコ・マドリードがまさかのグループステージ敗退の危機に瀕しています。

アゼルバイジャン王者に2引き分け

過去4シーズンで準優勝2回という、チャンピオンズリーグとの抜群の相性を示してきたロヒブランコスが、そのカップ戦で苦しんでいます。

一戦目のローマ戦では再三チャンスを作りながら0-0のドロー決着。二戦目ではホームでチェルシーに後半ロスタイムに決勝点をあびて敗戦し、続く三戦目は実力的には他の3クラブとかなり劣る、アゼルバイジャンリーグ王者のカラバフから1点も奪えずに引き分け。

そして今節も、ホームで再び相まみえたカラバフに先制点をとられ、35本ものシュートを放ちながら奪ったのはたったの1点。グループステージ通過に黄色信号(ほぼ赤信号)がともりました。

こうなると、残りの2試合に勝たなければいけないのですが、たとえアトレティが2試合とも勝利を収めたとしても、最終的な勝ち点は9止まり。一方現在首位のローマはすでに勝ち点8獲得しているので、カラバフに勝てばOKなわけです。2位のチェルシーも勝ち点7持っているので、同じようにカラバフに勝てば決勝トーナメント行きが決定します。

次節の組み合わせはカラバフvsチェルシー、アトレティコvsローマとなっています。チェルシーは勝てばグループステージ突破が決まる試合。アトレティコは引き分けた時点でゲームオーバーです。

この大会で抜群の強さを誇ってきたスペインの3強の一角が、ヨーロッパの舞台から早々と姿を消す日は案外すぐに来るかもしれません。

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