テルニウムCEOにヴェドージャ氏

 中南米の鉄鋼大手、テルニウムは先月31日、メキシコ事業を管掌するマキシモ・ヴェドージャ副社長(47)が社長兼CEOへ昇格するトップ人事を発表した。来年3月1日付で就任する。

 現CEOのダニエル・ノベギル氏(65)は12年にわたりテルニウムの経営トップを務め、メキシコやコロンビアなどで事業を拡大。今年はアトランティコ製鉄(CSA)を買収し、悲願だったブラジルでの高炉事業を獲得した。CEOからは退くがテルニウムの取締役副会長に就き、テチント・グループ総帥のパオロ・ロッカ会長を引き続き支える。

 マキシモ次期CEOはアルゼンチン事業の営業役員やコロンビア事業のトップを経て2012年からメキシコ事業を指揮していた。

© 株式会社鉄鋼新聞社