ベルマーレ選手、教壇で日常紹介 平塚

 サッカーJ2で来季のJ1復帰とリーグ優勝を決めた湘南ベルマーレの選手らが2日、神奈川県平塚市内の6小学校11クラスで教壇に立ち、児童らに夢を実現するための過程やJリーガーの日常を紹介した。

 2012年から地域貢献活動として始めた「ベルせん」と題した特別授業。

 市立大原小の5年1組にはGK秋元陽太、下部組織出身のDF岡崎亮平、ルーキーのDF杉岡大暉の3選手が訪問した。J1のFC東京の育成組織で育った杉岡選手は、高校生世代のユースチームに進めなかったことで千葉・船橋市立船橋高校に進学したことを「プロへの分岐点」とし、「一生懸命夢に向かって泣き笑いしながら挫折にも立ち向かってほしい」とアドバイスした。

 10月29日にJ2優勝を決めたことで、優勝杯も披露した。高々と掲げた男子児童(11)は「いつも見ている選手が来てくれて驚いた。今季も雨の日以外はほぼ毎回応援にいっていたので優勝はうれしかった。優勝杯は重くて輝いていた」と喜色満面だった。

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