針金で立体造形物表現 秦野・丹沢美術館

 針金を使って立体の造形物を表現するワイヤアートの作品展が神奈川県秦野市寿町の丹沢美術館で開かれている。

 制作したのは市内在住の植木政光さん(65)。県の元職員で、30年ほど前から針金を切ったり、曲げたりして、作品作りに取り組んでいる。退職後は教室を主宰するほか、作品は市のふるさと納税の返礼品にも採用されている。

 今回の展示は20点を出展。ピアノやバイオリンなどの演奏家を表現した作品が目を引く。植木さんは「光を当てると生じる独特の陰影も魅力」と来場を呼びかけている。

 5日まで。入場無料。問い合わせは、同美術館電話0463(83)9550。

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